生物を学ぶ学科(工学) of 国立12大学

生物を学ぶ学科(工学系)

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工学系で生物を学ぶ理由

PH00001.jpg工学部で生物を学ぶ学科としては,昔から「生命工学」という分野があります。しかし,最近では「化学系」の学科でも「生物」というキーワードが使われてきています。名古屋大学の「化学・生物工学科」という名称が典型的なものです。名古屋工業大学と名古屋市立大学薬学部の「薬工連携」という新しい分野もスタートしています。機械工学科でもバイオが新しいキーワードになっています。
 工学と人間とのつながり,生物を含めての地球環境との関わりは,21世紀の工学で最も大切にしなくてはいけない部分です。そのためにも,工学系では積極的に「生物」にアプローチしています。ただし,高校の生物とは少し雰囲気が異なります。分子レベルで見た生物学をベースにしているものが多いのです。この点では,化学2の最後の「生命と物質」の内容をさらに深くしていったものだと考えた方が良いと思います。この中で岐阜大学の生命工学科は,本来の生命工学を学ぶ学科です。

生物を学ぶ学科(工学系)

PH00038.jpg「化学」を中心にした学科が多いですが,国立12大学で「生物を学ぶ学科」(「生物も学ぶ学科」)をまとめました。どのようなことをする学科なのかは各学科のホームページで確認してください。

LinkIcon名古屋大学工学部化学・生物工学科
LinkIcon名古屋工業大学生命・物質工学科
LinkIcon岐阜大学工学部生命工学科
LinkIcon豊橋技術科学大学環境・生命工学課程
LinkIcon金沢大学理工学域自然システム学類
LinkIcon金沢大学理工学域電子情報学類
LinkIcon福井大学工学部生物応用化学科 [ch0]
LinkIcon富山大学工学部生命工学科
LinkIcon信州大学繊維学部応用生物科学系

one point

 生体は,人工系では実現できないほどの非常に効率の良いシステムを持っています。この生体の様々な効率の良さの機構を解明して人工系に利用することにより,高効率なシステムを実現することができます。例えば,チトクロームP-450という肝臓で解毒を司る酵素は,ベンゼン環にヒドロキシ基を導入することが出来ます。ベンゼンをフェノールに変換する工業的な反応は,高校の化学で習うとおり「高温高圧」の条件が必要ですが,生体内では体温,大気圧下でこの反応を実現していることになります。この秘密を解き明かして,人工系に利用することが大きな目的の一つになっています。

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